自律神経ってなに?
自律神経系は交感神経系と副交感神経系に大別されます。
各臓器の多くは、交感神経系と副交感神経系の二重支配をうけており、一方が促進的に働けば他方はこれを抑えるように働いています。
交感神経系
何らかの要因で神経が刺激された状態は、心臓から多量の血液が送り出され(心拍出量、心拍数の増)、呼吸機能は増大し、瞳孔は大きく開き十分な光をとり入れ、エネルギー代謝も活発となるというように、私たちが昼間、いろい ろな活動的な仕事をするのに適した体をつくります。外敵が来たときに闘い生き延びるための神経系です。
副交感神経系
この働きは交感神経系と反対に、我々が食後ゆっくりとくつろいで、食物の消化吸収が促進されたり、安静を保ったりするのに適した体内環境をつくるのに役立ちます。
自律神経のバランスが乱れるとでる主な症状
- 肩こり、頭痛、背中の痛み
- 動悸・息苦しさ・手足の痺れ・のぼせ・冷え性
- 目眩・立ちくらみ・耳鳴り
- 喉がつまる、咳が出やすい。息苦しい
- 嘔気、胃もたれ、胃痛、腹部ぼう満感、腹痛、下痢、ガスが出やすい、便がすっきり出ない、などの消化器症状
- 多汗、寝汗、体のかゆみなど皮膚の症状
- 生殖器の症状
- 尿が近い、残尿感など
- 不眠・イライラなどの精神的な不安感
当院の自律神経失調に対するアプローチ法
交感神経も副交感神経も副交感神経の神経細胞も、根本の部分は脊髄内を走行しているため、胸椎と腰椎を鍼で刺激することで、交感神経と副交感神経に影響を与えることができます。
脊柱の両脇には交感神経が通るパイプのようなものがあり、このラインを刺激することで交感神経と副交感神経の拮抗作用のバランスを取り戻すことができます
施術はうつ伏せで寝て頂き、背中を中心に鍼を打っていきます。 患者様の状態によりますが、症状が強い場合を除き、最初は週1回の施術を3ヶ月ほど継続していきます。その後、徐々に間をあけていき、メンテナンス期にもっていきます。長い間、症状に苦しんでいた方は、その分施術期間を長めに頂戴する場合もありますが、ご予算や時間的な制限がある場合は、患者様の状況に合わせてオーダーメイドで計画していきますのでご安心下さい。
不安な事や気になる事があれば、当院には、メンタル心理カウンセラーがいますのでお気軽にご相談下さい