当院の鍼治療は、基本的に、西洋医学的根拠に基づいて施術を行っています。ただ、自律神経症状の場合は、これによらず東洋医学を用いて対応しています。西洋医学と東洋医学を織り交ぜながら、総合的に施術にあたっています。
鍼の効能で代表的なのは、筋肉緊張を緩めること。血流を改善すること。鎮痛作用があること。自律神経系に作用すること。(鍼の作用はこれだけではありません) 私は〝痛みの苦しみを無くすこと”にこだわってきました。患者様の痛みの原因を突き止め鍼治療のあらゆる作用を使い炎症をおさえ、改善に導きます。 また、不眠や、ストレス性の疼痛、倦怠感、更年期障害など自律神経の調整にも有効です。
また、「肩こり」や「腰痛」等の症状以外にも、 その他多くの疾患に鍼は効果的です。
なぜならば、鍼は身体の自らの「治癒力」に働きかけ、それを強くするからです。「自然治癒力をより強くする」ことにより自ら病気を治す状態に身体を持っていくことが、鍼灸治療の素晴らしい特徴です。
又、血流改善や凝り固まった筋肉をほぐすのはもちろんの事、体内に針という異物が入ることによって、身体の中で防御反応が起こり、免疫力がより高まります。
当院の鍼は、すべて使い捨て国産で衛生面も安心です。 鍼の太さは段階があり、一番細い鍼で0.1ミリです。(ほぼ髪の毛と同じ太さ)ほとんどの方は、無痛か、打つ箇所により一瞬チクッとする程度です。打つ場所により、ズーンと響くような鍼特有の感覚がありますが、筋肉が緩むにつれおさまっていきます。
治療の流れ
※個人差、症状により変わります
- 1)初回の3回~5回 3日に1回
- 鍼は時間をかけて筋肉を緩めていきます。3日目が一番緩んでくるので、一番いい状態の筋肉に再度アプローチすることで、より良い効果が期待できます。それを数回重ねていく事で、質のいい健康的な筋肉にしていきます。
中には、1回ですっかり痛みが消失する方も多くいます。根治を目指すか、とりあえず今の痛みを治したいのかは、患者様のご判断にお任せしています。強制ではありませんので、よく相談して決めていきましょう。 - 2)その後、週1回
- お身体の状態が、生活に支障はない程度に回復し、劇的な変化が起きない時期になる場合がありますが、筋肉の奥にある固いコリが緩むには、あきらめずに施術を継続していきましょう。
何年も同じ症状に悩まれている方の多くは、この深層の凝り固まった筋肉が原因ですので、重要です。 - 3)月1回、2回のメンテナンス期
- メンテナンス期とは、体質改善、免疫力アップを目的に、強い身体作りの為に推奨しています。患者様の多くは、月に一度の鍼治療を継続していくと、万一痛くなっても1回で良くなる。
また、風邪を引かなくなった。鎮痛剤をやめられた。等々、喜びのお声を頂いています。
治療期間について
先述した通り、どこまでにどうしたいか?によって、変わります。
急性のぎっくり腰などは、1回~3回の施術で治癒される方が多いですが、慢性のお痛みは、1か月~6か月程と幅がありますが、症状によってまったく変わるのでまずはお身体を診させていただいています。
お困りの症状があれば、何でもご相談下さい。